第26回【強烈な寒波がやってくる!大切な住まいを守るための対策とは】
「はじめての不動産売買に、明るく朗らかな未来を」 株式会社明朗の千場智樹です。
新年を迎え、熊本でも最低気温が氷点下となる日が増えてまいりました。
ニュースで「今季最強寒波」という言葉を耳にすることも珍しくありません。
私たちは日頃、不動産仲介を通じて皆様の大切な資産を取り扱っております。
しかし、不動産は「買って終わり」「売って終わり」ではありません。
その後の暮らしが安全で、快適であることこそが何より大切だと考えています。
今回は、強烈な寒波がやってきた際、私たちの住まいにどのような影響が出るのか、そして「今日からできる対策」について分かりやすく解説します。
「寒波」が住宅に与える影響とは?
まず知っておいていただきたいのは、日本の住宅は寒さに対して意外とデリケートだということです。
特に熊本のような比較的温暖な地域では、北海道や東北のような「寒冷地仕様」が標準ではないため、急激な冷え込みに対して無防備になりがちな側面があります。

寒波による主な影響は、大きく分けて以下の3点です。
水道設備のトラブル(凍結・破裂)
住環境の悪化(結露・カビ・ヒートショック)
建物へのダメージ(給湯器の故障など)
これらを防ぐための具体的なチェックポイントを見ていきましょう。
水道管と給湯器の凍結対策
寒波の際、最も多く発生し、生活に直結するのが「水が出ない」トラブルです。
一般的に気温がマイナス4度を下回ると凍結しやすくなると言われていますが、風当たりの強い場所や日陰では、それ以上の気温でも注意が必要です。
【すぐにできる予防策】
露出している管を保護する
屋外の蛇口や露出した水道管に、保温材やタオルを巻きつけましょう。
その上からビニールテープやポリ袋で覆い、中の布が濡れないようにするのがコツです。

「通水」を行う
寝る前に蛇口から少量の水を出しておきます。
糸を引く程度の細さ(4ミリ程度)で出し続けることで、管の中の水が動き、凍りにくくなります。
給湯器の対策
給湯器には凍結防止ヒーターが内蔵されていますが、電源プラグが抜けていると作動しません。
また、追い炊き機能がある場合は、浴槽の循環口より5cm以上残り湯を張っておくことで、配管内の凍結を防ぐ自動機能が働く機種もあります。
「窓」から逃げる熱をブロックする
暖房をつけているのに足元が冷える原因の多くは「窓」にあります。
実は、住宅の熱の約50%〜70%は「開口部(窓)」から逃げていくと言われています。

厚手のカーテンを床まで垂らす
カーテンの裾を床につくくらいまで長めにすると、隙間から冷気が入り込む現象を抑えられます。
断熱シートやプラダンの活用
ホームセンターの断熱シートや、プラスチック段ボールを窓枠にはめ込むだけで、強力な断熱壁になります。
隙間テープでシャットアウト
古いサッシの場合、100円ショップの隙間テープを貼るだけで、驚くほど冷気の侵入を抑えられます。
命を守る「温度差」の管理
不動産のプロとして、最もお伝えしたいのが「ヒートショック」への警戒です。
暖かいリビングから冷え切った脱衣所やトイレへ移動した際、血圧の乱高下により心臓や脳に負担がかかる現象です。
実は、交通事故よりも多くの方が家庭内のヒートショックで亡くなっているというデータもあります。

脱衣所・トイレに小型ヒーターを
「少しの間だから」と我慢せず、小さな電気ストーブ等で空間を温めておきましょう。
お風呂を沸かす時の一工夫
浴室暖房がない場合は、お風呂が沸き上がる数分前にフタを開けておくと、湯気で浴室全体が温まります。
賃貸物件や空き家をお持ちの方へ
現在お住まいでない不動産(空き家)を所有されている場合、寒波対策はさらに重要です。
人が住んでいない家は水が動きません。

一度凍結して破裂すると、誰も気づかないうちに室内が水浸しになり、大切な建物の価値を大きく下げてしまうリスクがあります。
寒波が予想される際は、事前に元栓を閉めて「水抜き」を完全に行っておくことを強くお勧めします。
おわりに
住まいは、私たちを厳しい自然から守ってくれるシェルターのような存在です。
しかし、その住まいも、適切なメンテナンスやちょっとした「冬支度」があってこそ、その性能を十分に発揮してくれます。
今回ご紹介した対策は、特別な工事を必要とせず、今日から始められるものばかりです。
「備えあれば憂いなし」という言葉通り、寒波が来る前にぜひ一度、ご自宅をチェックしてみてください。

不動産について、「寒さに強い家選び」や「結露対策リフォーム」など、気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。
皆様が温かく健康に、そして明るく朗らかな冬を過ごされることを心より願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。