不動産コラム第16回【住宅ローンの総支払額を減らすポイント】

「はじめての不動産売買に 明るく朗らかな未来を」株式会社明朗の千場智樹です。
前回のコラムでは、住宅ローンの「借りられる額」と「返せる額」について、毎月の支払額に焦点を当てて解説しました。今回は、住宅ローンの総支払額に焦点を当てて解説していきます。
住宅ローンの総支払額とは
住宅ローンの総支払額は、借入れた元金と利息の合計額です。
利息は、金利と返済期間によって大きく変動します。
例えば、3,500万円を借り入れた場合、総支払額が金利や返済期間によってどれくらい変わるか見てみましょう。
※実際の金利については各金融機関にご確認下さい。
自分に合った返済プランは?
上の表から、金利と返済期間によって総支払額が大きく変わることがわかります。
ご自身のライフプランに合わせて、最適な返済方法を検討しましょう。
とにかく総支払額を抑えたい
返済期間を短く設定するのが効果的です。
変動金利を選ぶ場合は、金利が上がらないうちに繰り上げ返済を積極的に行い、元金を減らすことが重要です。
上記の例では(1)のプランです。
とにかく毎月の返済額を抑えたい
返済期間を長く設定すれば、毎月の負担を軽くできます。
ただし、その分利息が増えて総支払額も高くなるため、注意が必要です。
上記の例では(2)のプランです。
金利上昇リスクを避け、総支払額も抑えたい
固定金利を選び、返済期間を短く設定します。
変動金利よりも総支払額は増えますが、将来の金利上昇リスクに備えられます。
上記の例では(3)のプランです。
金利上昇リスクを避け、毎月の返済額も抑えたい
固定金利を選び、返済期間を長く設定することで、この両方を叶えられます。
しかし、上記の例(4)のように、利息が2,000万円を超え、総支払額の35%以上にもなるため、最も負担が大きくなります。
購入後も続く賢い選択
住宅ローンの利息は、借り入れ当初の金利と返済期間だけでなく、繰り上げ返済によっても抑えることができます。
ボーナスなどで手元に余裕があるときに繰り上げ返済をすれば、返済期間を短縮でき、将来支払うはずだった利息を減らすことが可能です。
不動産を購入する際は、物件価格や諸費用に目が行きがちですが、購入後の「賢い選択」が長期的な家計を左右します。
・将来、住み替えの予定はあるのか
・住宅ローン控除をどのように活用するのか
こうした様々な要因によって、最適な選択は変わってきます。
一生に一度あるかないかの不動産購入ですが、住宅ローンの返済期間は人生の半分近くにもなります。
購入時に不動産会社へ相談するだけでなく、ファイナンシャルプランナーに相談して、長期的な視点からライフプランを立てることもおすすめです。
今回のコラムが、不動産購入後も皆様の未来を明るく朗らかなものへと導く一助となれば幸いです。