不動産コラム第11回【第3の選択はいいとこどり!?セミオーダー住宅】

皆様、こんにちは!
「はじめての不動産売買に 明るく朗らかな未来を」株式会社明朗の千場智樹です。
前回のコラムでは、「注文住宅」と「建売住宅」それぞれの魅力についてお話ししました。
今回は、その両方の「いいとこどり」をした、まさに「第3の選択肢」とも言える「セミオーダー注文住宅」についてお話ししていきたいと思います。
目次
セミオーダー注文住宅ってどんな家?
「セミオーダー」という言葉から、なんとなくイメージはできるかもしれませんが、ご存知の方は少ないかもしれません。
一言で表現するなら、「自分の好みに合ったお家を、コストを抑えて建てられる」のがセミオーダー注文住宅です。
では、なぜコストを抑えられるのでしょうか?
ゼロからすべてを自由に設計するフルオーダーの注文住宅とは異なり、セミオーダーでは、ハウスメーカーが厳選して用意した複数のプランやデザイン、設備の中から選びます。
これにより、設計の手間や部材の調達が効率化され、結果として建築費用を抑えることができるのです。
ハウスメーカーのプランでも、本当に自分好みにできるの?
「用意されたプラン」と聞くと、画一的な家をイメージするかもしれませんが、ご安心ください!
ハウスメーカーによって異なりますが、3LDKや4LDK、平屋建てや2階建てなど、さまざまなライフステージのご家族が安心して暮らせるよう、100通り以上の豊富なプランが用意されていることがほとんどです。
さらに、基本プランをベースに、間取り、内装、外壁、設備などの一部を自分好みに変更・選択できます。
ハウスメーカーによっては、オプションで全館床暖房や全館換気システム、太陽光発電&蓄電池を付けることも可能です。
セミオーダーだからといって侮ってはいけません、きめ細やかな対応が期待できます!
注文住宅と建売住宅の「いいとこどり」ってどういうこと?
注文住宅のメリットは残しつつ、デメリットを回避!
注文住宅の一番の魅力は、「自分好みのお家にできる」ことです。
しかし、フルオーダーとなると、選択肢が無限にあるがゆえに「時間と労力がかかる」「打ち合わせ疲れ」「予算が膨らみがち」といったデメリットに直面することも少なくありません。
その点、セミオーダーであれば、用意されたプランの中から選ぶため、「自分好みのお家にできる」というメリットはそのままに、これらのデメリットを回避しやすくなります。
建売住宅のメリットはそのままに、選択肢が増える!
建売住宅の最大の魅力は「低コストでお家が購入できる」ことでしょう。
ただ、間取りや配置が決まってしまっているため、後から変更しようとすると余計な費用がかかるのが難点です。
セミオーダーなら、フルオーダーよりもコストを抑えつつ、間取りや配置をある程度、自由に選択できるため、「この間取りは譲れない!」というこだわりも実現しやすくなります。
セミオーダー注文住宅のメリット・デメリット
ここまでセミオーダー注文住宅の良い点ばかりお話ししてきましたが、ここで一度、メリットとデメリットをまとめてみましょう。
【メリット】
家づくりの負担を軽減
プランが用意されているため、「時間と労力がかかる」「打ち合わせ疲れ」「予算が膨らみがち」といったフルオーダーのデメリットを回避できます。
コストパフォーマンスの高さ
フルオーダーよりも建築費用を抑えることが可能です。
将来の売却も視野に
特殊な間取りではないため、売却時に売れやすい「万人向け」の家となります。また、コストを抑えて建てられるため、住宅ローンの残債と同等かそれ以上の価格で売却できる可能性が高まります。
比較的短い工期
規格化されている部分があるため、フルオーダーに比べて工期が短くなることが多いです。
【デメリット】
間取りの自由度に制限
プランに用意されていない間取りは選べません。
用途に制限がある場合も
万人向けの間取りであるため、「二世帯住宅」や「店舗兼住居」といった特殊な間取りには対応していない場合があります。
まとめ
今回は「第3の選択肢」として、セミオーダー注文住宅についてご説明させていただきました。
メリットが多く目立ったかもしれませんが、セミオーダーにない「唯一無二のこだわり」を叶えられるフルオーダー住宅や、土地探しが不要で実際に建っている家を確認できる建売住宅にも、それぞれ独自のメリットがあります。
大切なのは、皆様の価値観や優先順位に沿って、ご自身に合った住宅選びをすることです。
価値観や優先順位が明確でない場合には、お気軽にご相談下さい。
ヒアリングにより、本人では気づきにくい価値観や優先順位を明確にさせていただきます。
皆様の明るく朗らかな未来の一助となれば幸いです。